概 要
北条家の宿老。北条早雲の従兄弟。元々は山城国に住んでいたが。北条早雲の駿河下向に同行した。その後、早雲の伊豆平定に従軍した。伊豆制圧後は同国の政務を補佐した。
ポイント
- 北条早雲に同行し駿河へ下向した
- 北条家「御由緒六家」の一人
- 伊豆国平定に貢献し早雲の政務を補佐した
誕生・死没
- 誕生:不 明
- 死没:不 明
名 前
- 太郎(幼名)
- 発専(法名)
所 属
駿河へ下向
北条早雲の従兄弟とされ、初めは山城国にいたが、後に早雲と共に駿河国へ同行した『御由緒六家』の一人とされている。
後に早雲の伊豆国平定に従事して同国の政務を補佐した。後に小田原城を守備したが戦死したとされる。
死亡時期
重時の戦死時期には諸説あり、1496年に早雲が大森藤頼の依頼を受けて、弟の伊勢弥次郎らを小田原城に派遣して関東管領・上杉顕定と戦った際に戦死した。という説が一番の有力情報になっている。
その他には北条早雲による小田原城奪取や、1510年の三浦義同の小田原城攻撃の時などの可能性もある。
御由緒六家
北条早雲が駿河に下向した際、大道寺家・多目家・荒木家・山中家・荒川家・在竹家ら6人と、伊勢で神水を酌み交わし、「この中の誰か一人がいち早く大名になったら、他の者はその家臣になろう」と誓い合ったという逸話が残っている。その後新九郎は伊豆討ち入り、小田原城奪取を果たし戦国大名となると、彼ら6人は北条家に仕え、御由緒六家として家中で重きをなしたと言われている。
ちなみに、由緒六家に相模の土豪・松田氏を加えたものを「