千葉家29代当主。家臣の恨みを買い暗殺される。
千葉 親胤
概 要
千葉家29代当主。兄・千葉良胤が追放されると千葉家の家督を継いだ。その後は北条家との関係を強め、北条氏政の娘を娶った幼少のため、その後は家臣の恨みを買い暗殺される。
ポイント
- 千葉胤富の次男で千葉氏29代目当主
- 北条氏政の娘を娶り北条家との関係を強くする
- 家臣の恨みを買い暗殺される
誕生・死没
- 誕生:1557年
- 死没:1585年
- 享年:29歳
名 前
- 千葉介(通称)
官位・役職
- 中務大輔
所 属
略 歴
1557年 | 0歳 | 千葉胤富の次男として誕生 |
1571年 | 14歳 | 元服 |
1585年 | 29歳 | 死没 |
家督相続
27台当主・千葉胤富の次男として誕生する。長男で先代当主の千葉良胤とは双子だったといわれている。
良胤が反後北条氏の姿勢を見せたため、家臣の手によって追放されたことを受けて胤富が家督を継いだ。1571年11月に佐倉妙見宮において元服が行われた。
親北条家
邦胤は北条家との関係強化のため北条氏政の娘を娶り婚姻を結んだ。邦胤は北条氏の求めに応じて幾度も出陣し、隣国はその武勇を恐れたという。
そのため、織田信長の重臣・滝川一益が関東に進出して邦胤にも信長への使者の派遣を促す使者が送られた際には拒絶している。
暗 殺
1585年、新年の祝賀の席にて、近習の桑田孫五郎が放屁をした。邦胤はこれをきつく叱った。孫五郎はこれを恨み、就寝中に邦胤を短刀で刺し、事件から6日後に死亡した。享年29歳であった。
嫡男には千葉重胤がいたが、幼少であることを理由に北条氏の干渉を受けて北条氏政の実子である千葉直重が継いだ。